直木賞受賞作!西加奈子さんの『サラバ!』で全俺の魂が揺れた

こんにちはどろますた(@dromasuter)です。

少しずつ読み進めていた西加奈子さんの『サラバ!』を読み終えました。

もともと、下記ツイートがきっかけで読み始めたんですよね。

恥ずかしながら西加奈子さんをよく知らなかったぼく。

今回読んでみて、ものすごいものを見せられた感覚でした。

さすが、直木賞受賞作ですね….。

あらすじ

受け身で優しい主人公・歩。

何かと問題を抱える家族に対し、文句一つ言わず従う日々。

しかし、月日が経つにつれ、自身の幸せの基準がないことに気づく。

気づいた瞬間から、その名前の通り、自分の人生を歩み出す…..!始まる、第二の人生!

感想

人生の困難が詰まった濃密さよ

宗教、イジメ、世間体、不倫….

一つでも人生を変えかねない事件が次々と発生する当作品。

恐らく全て体験する人は少ないのではないでしょうか。

酸いも甘いも追体験できる濃密さが魅力。

読後の静かな、しかし確かなメッセージ性よ

人生、諦めちゃいかん。

絶望の下でのたうちまわる、歩の家族。

しかし、彼らも徐々に、自分の幸せを見つけ、落ち着いていきます。

どんな辛いことがあっても、諦めてはいけない。命を投げては、いけない。

作品全体から放たれる強い人生訓に、明日の一歩を強く踏み出せる、啓発的な側面も。

あなたの信じるものは?

どの人にも、譲れない価値観があります。

あなたもそうだし、ぼくもそう。

でも、その「譲れない部分」をハッキリ自覚していますか?

恐らく、無宗教が多い日本において、ハッキリ言えない人が多数でしょう。

自分の譲れない軸。幸せの基準。自分だけの大切なもの。

「あなただけが信じるものは?」

読後に極めて大切な問いを残し、読者の歩みを助けてくれる、そんな作品でした。

出会えてよかった。