社畜のススメ by藤本篤志ー夢見がちな将来像を見直す契機となる本!

藤本篤志さんの 『社畜のススメ』を読んだのでご紹介。

今、世の中には「自己実現」や「個の時代」など、

楽しげな言葉があふれています。

そんな現代社会において、この本は

「まった」

をかけ、基礎に還る大切さを教えてくれました。

さっそくいきましょう。

自分らしさを捨て、模倣からはじめよ。

藤本さんは本書の中で、「成長のヒントは模倣にあり」とおっしゃってます。

藤本さんは自身がサラリーマンとして生き抜いてこられた理由に

「模倣」

を挙げています。

凡人が「自分らしさ」を追求しても、ろくなものにはなりません。

それくらいなら、一度個性は捨ててできる人を

「とことん真似る」

ところから始めるべきだ、と説いています。

ガリレオのように模倣ではなく創造できる人間はほんのわずかで、人間の九八パーセントは学習済みの行動を繰り返すだけだ(二〇一〇年十二月号)。ー本文より。

 

社畜時代は成長の基礎。

藤本さんは会社員の時代を肯定的に捉えています。

葛藤しながら「我慢」を繰り返すことで、

偏りの少ない人間になれると説きます。

その我慢が偏りのない栄養吸収を促進し、一つ一つの栄養の意義を理解できるレベルの「ものさし」を持つことができるようになる唯一の手段なのです。ー本文より。

先輩の指示の意味がわからなくても、とりあえず丸ごと受け入れてやってみる。

それが大事なんですね。

「我慢」を「悪」としがちな現代社会だからこそ意義のある言葉。

ダメ社畜にならないために必要なこと。

藤本さんはダメ社畜にならないために、項目を18個あげています。

そのうち3つピックアップします。

1.他人の悪口は言わない。

2.他の世代を見下さない。

3.できない理由を真っ先に考えない。

特に真新しい項目はないですが、つまり基礎の基礎が本当に大事だ、ということですね。

まとめ!

藤本さんは非常にまじめに、誠実に仕事と向き合ってきたんだなあと感じました。

自己実現が声高に叫ばれるなか、大事なことはあくまで「基礎」ということを再確認。

ちょっぴり浮き足立つ傾向にあるひとは、地に足つけて確かな歩みを模索できる、そんな本でした。

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