『一億総ガキ社会』 by片田珠美

片田さんの『一億総ガキ社会』を読んでみましたよ。

「スゴイ自分」(=幻想)を保つためなら何でもする…急増するひきこもりや新型うつ病、何でも他人のせいにするクレーマー、覚醒剤や合成麻薬などの依存症。精神分析からのアプローチ。ー「BOOK」データベースより

この方の本は面白いですねーーー!!

今のところ全部面白く読むことができてます。何様だって感じですけどw

この本で取り上げられてるのは題名の通り「ガキ化する世界」の実態。

内容も人の興味を惹く内容になっていて、増えた打たれ弱かったり他人に責任を押し付けたりする人が増えたと警鐘を鳴らしています。

大人になるにつれてなくなっていく「自己愛」を現代人は抱えがちで、その自己愛にまみれた例にマイケルジャクソンを挙げてるところも興味深し。

年齢的な衰えを見せたマイケルジャクソンは覚醒剤に逃げ、現実から目をそむけ「おれは衰えてない!」と思いこもうとしました。

その例が、現代社会の人間の多くに当てはまっています。いわゆる「ピーターパン・シンドローム」ってやつですね。アダルトチルドレン的な。

ぼくもある程度「俺もだ!」と思ってしまいましたw

社会的に成熟し、「安くて高品質」な国になった日本人は、今後この傾向を持つ人が増えていく感じがしますね。

というのも、そんな社会だと別に働かなくていいので現実を知る必要がないからです。

本書によると、アメリカでは自己愛を保持し続けるために「薬に頼る」空気が蔓延してるのだとか。

 マイケルは「極端な例」にせよ、自己愛的イメージを科学の力で実現しようとする風潮がアメリカに拡がっていることは否定しがたい。ー本文より

人気薬のSSRIで気分をハイに保つのも流行なのだとか。共和党で大人気のトランプ氏でさえSSRIの使用を隠さなかったくらい、当たり前になっているらしいのです。

ぼくはある程度は別に良いと思うんですけどねぇ、この「自己愛を守りたい」って気持ちは。

もちろん傷つかないで逃げ続けるのは良くないですよ。自分が見えませんから。

でも、みんなある程度傷ついた経験はしてるわけで、その上で自分を守りたい気持ちがあるのはしょうがないっすよ。

ただ自分が見えないってのはちょいと問題で、自分が何が向いてるのかが分かりづらくなりますよね。

現実と理想の乖離って結構しんどいんですけど、自分に向いてることや好きなことを把握するためには、ある程度現実思い知って傷ついたほうがいいっす。

でも、ある程度残っちゃうのはしょーがないっすよね。

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