三島由紀夫の『潮騒』のあらすじと感想 – 三島作品で異色のポジションを保持する純情物語!!

三島由紀夫の『潮騒』を読みました。これガチおもろい・・・・。

文明から孤絶した、海青い南の小島――潮騒と磯の香りと明るい太陽の下に、海神の恩寵あつい若くたくましい漁夫と、美しい乙女が奏でる清純で官能的な恋の牧歌。人間生活と自然の神秘的な美との完全な一致をたもちえていた古代ギリシア的人間像に対する憧れが、著者を新たな冒険へと駆りたて、裸の肉体と肉体がぶつかり合う端整な美しさに輝く名作が生れた。ーAmazon 内容紹介より

この『潮騒』は、ある田舎の男女の純情物語。面白さはピカイチ。

三島由紀夫は同性愛的な作品を書いたりする作家なので、こういう「キュンとする純情物語」を書くことは滅多になかった作家です。

なのでこの作品は異質といっていいですね。

この作品の最大のおすすめポイントはなんといっても情景描写。

海沿いの田舎の景色が精緻に、かつ正確に述べられていて、三島の「完璧」な性格が浮かび上がってくるかのようです。

最近、映画『君の名は。』が流行ってますよね。

あの作品も超絶映像がリアルかつ綺麗で、思わずスクリーンにグワッとかじりついてしまいました。

この『潮騒』も、田舎の涼しい、美しい自然の風景がガツンとストレートに伝わってくるよう工夫されてます。

わかると「うおおおお!!!」となるほど、言葉選びが正確で美しいです。

著者の三島由紀夫は幼い頃日本語辞典を丸暗記していたらしいのですが、多分ガチなんじゃないか、と感じました。

しかし、正直語彙が難しすぎて、「わけわけめ」な部分も多いのが正直なところ。

ぼくは何度も「わかんねぇぇぇぇぇぇ!!!!」と叫びましたw 

難しいけど噛めば噛むほど美しい、そんな作品。

面白かった!おすすめ!

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