新宿にある、「ルミネtheよしもと」で漫才を見てきました。
結論から言うと、とっても面白かったです。
4200円だったのですが、支払う価値はありました。
本物の芸人が面白い理由
①言葉一つ一つが洗練されている
漫才のネタは言うまでもなく、ハッキリと、わかりやすい。
しかし、刮目すべきは、ネタの間に挟む言葉たち。
アドリブも、アイスブレイクも、一つ一つ、研ぎ澄まされていました。
お笑い芸人は当然ながら、ステージ上のたった数分で周りを笑わさねばなりません。
洗練されてないと、間違いなくステージに立てないんですよね…..。
②とんでもない場数を踏んでいる
「受けるネタ」と「受けないネタ」がありますよね、どのコンビにも。
そして、お客さんになにが受けるかは、実際にステージで試してみないとわかりません。
「ステージ上で笑いを連発」=「実践を通して、ネタの取捨選択を行い続けた結果」だと考えます。
爆笑をとっていたコンビは間違いなく、場数を踏んでいる。それも圧倒的に。
場数を踏み、その都度受けるネタを残し、洗練させることができます。
その結果が、あの大爆笑。
③「ネタをやる」以上にコミュニケーションを大切にしていた
ネタは見世物ですが、見せる相手を「今から笑おう」というムードにしてあげる必要があります。
多くの芸人は、ネタに入る前に小話やお客さんとの会話を挟み、独自のムードを作り出していました。
「面白いネタ」だけではなく、「面白いネタ+場のムード作り」が爆笑に繋がるんですよね….!
ぼくたちの漫才に足りないもの
①「受けるネタ」を検証する場数が足りない
「受けるネタ」が、自分たちの中でわかっていない。
場数を踏んで、どんどん検証していきたいなと考えた。
②言葉選びが雑
ステージ上の芸人のネタは全て、わかりやすかった。(一部理解できない部分もあったが。)
その理由は、言葉選びにあると考えました。
逆に言うと、自分たちの漫才はまだまだ言葉選びが雑。
簡単な言葉だけで構成された漫才に仕上げていく必要あり。
③お客さんとのコミュニケーションが足りない
「ネタをみせるぞ!」という意識だけでは足りない。
もっと「目の前のお客さん」を意識すべきだと思った。
そのために会話をしたり、会場の最寄駅など共通の話題を提供するのもいいなと。
「この人たちの漫才を聞こう」とお客さんにもっと思ってもらう工夫が必要ですね。
終わりに
お笑いを初めてから、ライブ一つとっても見方がガラりと変わりました。
言葉選びが違う。声のハリが違う。コミュ力が違う。場数が違う。
誰も自分たちの功績を自慢しないけど、観ただけで、伝わってくる。
圧倒的熱量と、圧倒的経験を見せつけられました。
まだまだ量が足りない。それも圧倒的に。