街コンに参加してきました。
これで人生2回目。
1回目の参加レポートはこちら。
「街コン」について
「いやそもそも街コンってなんだよ」という人もいるだろうから解説します。
ぼくはあまり説明がうまくないので、代わりにwikiさんに説明してもらおうと思う。よろしくね、wiki!
街コンは、街ぐるみで行われる大型の合コンイベントである。一般的な合コンと異なり、参加者は少ない場合でも数十名以上、規模の大きいものでは3000名弱にもなる。同性2名以上で1組となり、開催地区の定められた複数の飲食店を廻る。-wikipediaより抜粋
わかりましたね。要はそういうことです。
もう少し詳しく言うと、今回参加した街コンは「テニスをしながら交流しよう」というコンセプト。
合計数十名程度で、男女比は1:1。所要時間は3時間程度。
まず、用意された長テーブルにみんなが座る。
長テーブルは2つ並行しておいてあるイメージだ。
男性がテーブルの内側、女性が外側にシットダウン。
男性が1個ずつ右にずれ、1周して全員と話す。所要時間は1時間。
スタッフの方の「キャタピラのように動いてくださいね」という表現になんて絶妙な比喩なんだろうと嫉妬した。
その後、2時間程度テニスを楽しみ、最後に気に入った異性を指名。
両想いになったらその場でカップル成立。ラインを交換する。
最後の指名の時が、一番緊張する。
スタッフから、自分とマッチした女性の番号が書いてある紙を渡されるのだが、もしマッチしてなかったら白紙である。
つまり、白紙だった場合、自分が好きな子から指名されなかったことがわかるのだ。「白紙=残念」の方程式。
しかも、ぼくは友人と2人で来ていた。だから自然、白紙だった場合でも友人に白状せねばならぬ。
一番イヤなパターンは、ぼくが白紙で、友人がマッチした場合だ。その場合は腹を切ろうと思った。
「いっせーのーでで見せ合おうぜ。」
あくまでゲームを楽しんでいるフリ。高まる鼓動。別に緊張してねーし。
スタッフから結果が記載されたカードが配られた。ぼくのカードも友人のカードも裏になっている。
「いっせぇのぉでぇ!!!!!!」
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ぼく「マッチしたぜオラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
友人「マッチしたぜシャオラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
ハイタッチした我ら歓喜。歓喜!!ただひたすらに……歓喜!!!!!!!!!!!!
「それではお疲れ様でした!着替えた後、マッチングした方々はラインを交換してくださいね!!!」
我ら「はい!!!!」
ぼく「いやーまあそうだよねそうだよね、うんうん。ありがとう楽しかったよ。」
友人「まあ予想通りだよね、うん。着替えたら早速ライン交換しよう。」
着替えのロッカールームの雰囲気は殺伐としていた。
マッチした人、しなかった人。
話しかけられない。
そんな中、意気揚々と、我らは着替えた。人生で一番楽しい着替えだった。
着替えが終わると、待っている女性は少なかった。
ぼく「女性の方が着替えに時間かかるしね。」
友人「あ、俺のマッチした子きた!」
ぼくは友人と、友人とマッチした子の3人で少し話した。
ライン交換を眺めるぼく。余裕綽々。
「次はボクだ・・・・・・!」
ワクワク。
ワクワク。
ワクワク。
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・来ない。
ちっとも来ない。10分経っても来ない。
着替え室から出てきた女性参加者に、「まだ着替えてらっしゃる方いますか?」と聞いた。
女性参加者「え、もう誰もいないですよ?」
・・・・・・・
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え、なに俺フラれたの?
思いがけずブロークンマイハートだ。
告白してもいないのに、どうしようもなくフラれた気分だ。
片想いの子にフラれた時が思い出される。あの感情だ。
いやそもそも好意を持っていたら帰ることなんてないはずである。
そこでぼくは決めた。
「相手が帰った理由をぼくが傷付かないロジックに加工すること」を。
相手の「好き度合い」で場合分け
まずは、「相手を想う気持ち」をベースに場合分けしてみた。
女性がタイプの場合
普通に傷つく。
電撃が走るほど一目惚れした相手の場合、ライン交換せず途中で帰ってしまったら当然傷つく。
タイプじゃない場合
腹立たしい。傷つく。
結論: 相手がタイプかどうかで場合分けしたら結局傷つく。
相手の立場で考える
自分の気持ちで考えるからダメなんだ!今度は相手の立場で考えてみよう。
マッチングを忘れていた
マッチングしたこと自体を忘れて帰っちゃった!!
あーこれはあり得るな、うん。
友人と話して、これはあり得るという結論に。
いやしかしその場合、ぼくとマッチしたことが大して重要じゃなかったから忘れたってことよね。
重要だったら忘れないし!!!軽んじられてるぅ!!
これは傷つく。
予定があった
そう!!これ!!!!
マッチングした直後に用事があって帰っちゃったんだよ!!!
そうだよ!!これだ!!!
友人「いやでも、マッチングより大事な用事があった時点で「用事>お前」なわけで、軽んじられてるよね?」
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ぼく「もう傷つくしかなくね?」
試行錯誤した挙句、ぼくは合理的に傷つくことになった。
ぼくはその夜、仏教の内観という技術を使って必死に感情を消化した。