森博嗣さんの『孤独の価値』の書評記事だよ!ぼっちでも大丈夫。

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「孤独」という言葉にはネガティブな印象を持っている人が多い。

人は誰しもひとりきりの時間がありますが、その時間に否定的な人が多く、多くの人は一人を避け、誰かと関わりを持とうとします。

ですが、本当に孤独は「ネガティブ」なものなのでしょうか?

この記事で紹介する森博嗣さんの『孤独の価値』では、この疑問に明快に回答してくれます。

さっそく行ってみましょう。

①孤独はひどいものなのかーまえがきより

この本のまえがきに、孤独はひどいものなのか否かについてこんな事が書かれていました。

この本で僕が書きたいことは、「孤独というものは、それほど酷い状況ではない」ということ。それどころか、「孤独には、なかなか捨て難い価値がある」ということである。ーまえがきより

そういうものだそうですよ笑

いやあ元気がでますねえ。

孤独は寂しさを伴いますが、確かに著者の言う通り「それほどひどくはない」と感じますね。

一人だからこそ内省できますし、一人だからこそ本当に好きなことに集中することができます。

②人間には孤独が必要であるー第3章より

森さんは本書の中で、「孤独は必要である」と断言しています。

孤独は人間にとって実に大切で、価値のある状態だ、と僕は考えている。極端な話をすれば、孤独を感じたことがない人間は馬鹿だと断言できる。本章では孤独の価値について述べ、そんな貴重な孤独を何故排除しようとするのか、という疑問を提示したい。ー本文より

孤独を感じない人を「馬鹿」と断言しちゃうあたりさすがですね。

森さんは現代社会は孤独を保ちやすい社会であると言っており、かつほとんど人と会うことがないそうです。すごい。

一人でする活動は、自分の庭で工事をしたり、ガレージで工作をしたり、書斎で読書をしたり、といったくらいで、日曜日もなければ、盆も正月もない。毎日同じである。外泊も外食もしないし、徹夜もしない。毎日同じ時間にだいたい同じことをしている。変化はほとんどない、といえる。ー本文より

ぼくは割合「変化」を好みますが、このように「変化しない日常」を好む人もいるんですねえ。

けれどもそういった孤独な生活が、著者にとっては創造的なのだそうです。

どうしてこんな変化がない時間の過ごし方に厭きが来ないのか、というと、それはその時間が「創造的」であり、もの凄くエキサイティングで、毎日が新しいことの連続で、もの凄く楽しいからにほかならない。ー本文より

ようは過ごし方、ということですね。筆者は「孤独」だからこそ、誰にも邪魔されずにエキサイティングな生活を送っているのです。

③終わりに

孤独を好む人もいれば、集団を好む人もいます。

皆さんはどちらでしょう?

集団でいるのは楽しいですが、人生で大切な決断をするとき、必ずぼくたちは「自分と向き合う」必要があります。

そこに、他人のノイズは必要ありません。

孤独は人生には必要なのです。

そんな「孤独」が「悪」じゃない事を再確認できた本でした。とってもオススメ。

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