ネコも杓子もエンジニア。
「エンジニアは需要過多!」
「フリーランスでも稼げる!」
ぼくが就職活動をしたのが2016年冬-2017年春。
当時、独立志向が非常に強かったぼくは独立しやすそうな道を探り、エンジニアが良さそうだと判断しました。
その後、大手企業を中心とした総合職としての就職活動を全て辞め、プログラミングスクールに通ってアプリを作り、エンジニアとして企業から内定を頂きました。総合職でも内定を頂いていましたが、全て辞退。
準備は整った。
しかし….!ビックリするほど、うまくいかなかったんですよねぇ….。
当記事では、そんなぼくの「エンジニアで手に職つけようとして失敗した話」をお送りします。
目次
なぜエンジニアで就職活動したのか?
総合職で内定もいくつか貰っていました。しかし、ぼくがエンジニアとして就職活動を始めたのは次の3つの理由がありました。
手に職つけられるから
将来性に溢れていたから
なんかカッコええやん?
手に職つけられるから
人一倍不安になりがちな性格のため、ぼくは「手に職」という言葉に惹かれました。
当時はプログラミングブームがちょうどやってきたあたりで、意識がエベレスト級に高いワイは「先行者優位やん!」と大歓喜。
終身雇用が終わった現代において、これほどの安心感はないと思いました。
将来性に溢れていたから
IT業界は今後も伸び続けると考えていて、エンジニア等のweb系技術職の需要はまだまだこれから、というのが私見です。(2019年12月現在)
「コードも自動化されるやろ!」という意見もありますが、まだまだ先でしょうね。
ITコンサルの会社にいた経験もあり、「顧客向けにカスタマイズされた形で自動化する」ことの難しさを肌で感じています。
何が言いたいかというと、エンジニアはこれからもしばらくは前途有望だということです。
なんかカッコええやん?
シンプルなオフィスで、マック開いて、「カタカタっターン!!!(Enterキー)」。
なんかカッコええやん?
しかもリモートOK、フレックス勤務、私服OK等、若者が抱きがちな「なんかカッコイイ」感じが凝縮されていて非常に非常に惹かれました….。(情弱)
なぜ失敗したのか
失敗した理由としては、次の3点があります。
IT技術に興味が持てなかった
コーディングが楽しくなかった
吐き出されるエラーが許せなかった
IT技術に興味が持てなかった
ぼくは大学に入るまでTwitterも未経験だったほど、そこそこweb音痴でした。
また、なかなかの機械音痴でもあります。
ゲーム機はなぜか自分のものだけすぐに壊れるし、ゲームソフトが故障したらファブリーズを噴きかけて解決しようとしてました。一切動かなくなりました。
エンジニアとして活躍するためには、気質として、機械が「どう動くか」という仕組みに興味がないとやっていけません。
コーディングが楽しくなかった
頑張ってコーディング書いたりしてたのですが、正直とてもしんどかったのです。激烈に。
「頑張れば手に職、手に職…!」と思い会社終わりにも訓練してたのですが、ダメでした。
(*というか、「訓練」という言葉が出る時点で終わってます。「コーディングがめっちゃ楽しい」レベルでないとエンジニアは絶対に勤まりません。)
業務内容自体を苦痛に感じてしまって、挙げ句の果てに医者から睡眠障害と言われてしまうほど病みました。
あの時はほぼ定時で帰ってたのに笑
吐き出されるエラーが許せなかった
これもエンジニアの向き不向きの基準になると思うのですが、「エラーに対してどう感じるか」は1つ大切なファクターだと思ってます。
エンジニアは、「エラーとの戦い」といっても過言ではありません。
コーディング以前に、使用しているフレームワークとOSとの互換性によるエラーなど、意味不明なエラーが散々出てきます。
その時に、「なんだこのエラーは?解決したい!」と思えるかどうか。
ここ、すごく大事。ポジティブに解決しようと思えるなら、多分エンジニア向いてます。
ぼくはエラーが出てくると凄く腹が立つんですね。許せませんでした。
解決以前に、「いやなんでエラー吐いとんねんおかしいやろ」と怒り心頭。
しかし仕事だから解決せねばならない。いや、ホントしんどかった…。
やって良かった点
やって良かった点としては次の3つがあります。
エンジニアという選択肢を外せた
「エンジニア的思考=論理的思考」が身についた
会社の同期・上司が最高だった
エンジニアという選択肢を外せた
エンジニアは2019年12月現在も、職種の選択肢としては将来有望。
しかし、向いてないと確信が持てたことでこの超絶魅力的なチョイスがなくなりましたね。
これは大きな収穫。
「エンジニア的思考=論理的思考」が身についた
エンジニアで求められるスキルとして、徹底した論理的思考があります。
論理的思考とはすなわち、「誰にでもわかりやすく表現する能力」。
重複する機能は関数でまとめたり、リファクタリングしてコードを整えたり。
これらは全て、徹底した論理に他なりません。
会社の同期・上司が最高だった
俗社的?になりますが、最初に入った会社が今の会社で良かったなと心から思います。
当たり前のようにアウトプットが求められるストレスフルな環境であるにも関わらず、とても優しく丁寧に指導されました。
あまりに苦しく成長が難しかったためとても申し訳ないなと心苦しかったですね、、
エンジニア就職の前に、まずは適性を判断しよう
ネットの情報を基にすると、エンジニアやデザイナー等のスキルベースの職種が根強く人気ですよね。
一方、経理や営業など仕事のメリットやデメリットは比較的少ないです。
ネットの情報だけで安易に判断してしまうと、ぼくのような残念な結果になり兼ねません。
なので、エンジニアをこれから目指す人は次の2つのパターンで、適性を判断しましょう。
無料でプログラミングを勉強してみる
スクールに通ってみる
順に見ていきましょう。
無料でプログラミングを勉強してみる
今はなんでも無料で学べる時代です。
いきなり高額スクールに行くのではなく、まずは無料で学びましょう。
圧倒的におすすめなのはProgateです。参考記事も載せておきますね。
スクールに通ってみる
Progate等の無料ツールで「イケそうだな」と思ったら、今度はスクールに行ってみると良いでしょう。
無料ツールでは基礎中の基礎を学べるのですが、ガイダンスがとても丁寧でかつ回答をコピペすれば先に進めてしまうため、できたからといって「プログラミング向いてる!」とは言えません。(実際ぼくもプロゲートは200lv付近までいきました。)
次のステップとしてはスクールがおすすめです。最高だったのはTECH::CAMPですね。
職業選びは慎重に。
当たり前ですか、職業選びは慎重にしましょう。
時代の流れや待遇の良さで安易に選んでしまうと、後から後悔し兼ねません。
(まあ、実際やってみないとわからないので難しいところではあるのですが、、)