快感が貨幣になる時代が到来するかもしれない。

すげー記事。

快感を貨幣に。「人類サイボーグ時代」の経済システム 早大 高橋透教授

 

この記事では早稲田大学の高橋透教授が「快感が貨幣になる」時代の到来を説いています。

もともと今ある貨幣は物物交換の不便性から使われ始めました。

貨幣そのものに価値はありません。

実際には「価値の媒介物だと、皆が疑わず思い込むもの」

です。

みながそのように貨幣を信用しているからこそ、貨幣は媒介物としての機能を果たすのです。

ですが、この貨幣自体に価値はないので、仮になくなっても問題はないのです。

ここで重要なのは、「物々交換の不便性」により、貨幣が使われ始めたということです。

それでは物々交換が「不便」じゃなくなった場合、貨幣の存在意義はなくなっちゃうわけです。

あらゆるモノがネットでつながっているかぎり、市場におけるマッチング可能性は従来のものよりもはるかに多大だと考えます。「サイボーグ・エコノミー」では物々交換経済がそれなりの規模で成立するのではないでしょうか。ー記事より

では、際限なく貯めることができる、「貨幣」のようなものはなくなってしまうのでしょうか。

高橋教授は、現行の貨幣制度は残るとした上で、新たに「快感=貨幣」という概念を導入しています。

快楽中枢を形成するドーパミン関連のニューロン群の活動をBMI経由で他の人に伝達することが可能であるならば、経済学者の佐伯啓思氏も示唆しているような、快感だけを直接交換する経済活動の成立が見込めますね。ー記事より

つまり、快楽を他の人に伝達することが可能になれば、その快楽が新しい価値の基準になる、ということですね。

たとえばぼくが面白い記事を更新した時、ケーキ1個分の快楽をもらえる、といった感じです。

快楽量を正確に測り、さらにそれを正確に脳内に送り込めるようになれば、このような経済体系は可能ですね。

またぼくは「GDPも基準として不適切になる」と思っているのですが、この記事にもそれについて述べられています。

GDPは現行、付加価値の合計で表示さますが、物において媒介表示された満足度の累積値にほかなりません。そうであるとすれば、「サイボーグ・エコノミー」においてGDPは、脳内の満足度数を表出しうるものでなければならなくなるでしょう。ー記事より

GDPは「物」のみを基準にした経済基準です。しかし上に述べられている「快楽」だったり、インターネットで無料で公開されている「ブログ記事」など、今や「価値の在り方」は必ずしも物に依存しません。価値の在り方自体が多様化していく中、新しい基準を設定する必要もありそうですね。GDPの意味を拡大させるのもありですね。