佐藤智美さんの『ムショ医』を読みました!
[amazonjs asin=”B00WS8CIBG” locale=”JP” title=”まとめ買い ムショ医”]粂川晶(28)。職業:医師。勤務地=女子刑務所!ここは刑務所です…「一般の病院」や「学校の保健室」のように考えてもらっては困ります。大学病院の医師・粂川晶が新しく勤務することになった場所は女子刑務所だった!塀の中という未知なる医療現場で粂川が目にしたものとは!?ーamazon 商品紹介より
全5巻、一気読み。
なんだこの面白さ。
舞台は女子刑務所。
主人公・粂川は、地元が近く親近感があるという些細な理由で刑務所勤務を始めます。
彼女はさいきょーの熱血で、どんな人でも医者として全力で助けます。
それってまぁ、なんとなく正しい感じがしますよね。
けれども彼女はせっかく助けた患者に「どうして死なせてくれなかった」というふうに咎められたりしてます。
せっかく助けたのに、と思いたいところですが、受刑者たちは、今後生きたところで肩身の狭い思いをすることになるんです。
そんな彼女たちは、必ずしも「生きる」ことを選びたいとも限らない。
「生きるのも死ぬのも辛い」。
受刑者のこの言葉が胸に突き刺さります。
そう、私たちはそもそも「生きる」必要ってあるんでしょうか?
今までの価値観をぶっ壊されちゃった気分です。
そういう根本的なところを再度問う、素晴らしく面白い作品になっていますね。
ちなみに、このマンガはそこまでブラックな雰囲気に染め上げる感じはしなくて、主人公の努力が報われるときもしばしば。
テーマが黒いだけに、ほどよく希望・光をあたえてくれる感じが、ぼくみたいな精神の弱い人間にはありがたかったりします笑
命を救っても感謝されない瞬間があるのだとしたら、医師は何のために命を救うのだろう?自己満足?
とても考えさせられる内容。しかも6冊で66円・・・
[まとめ買い] ムショ医 を Amazon でチェック! https://t.co/e07Pbt04Ig @さんから— yofusuke (@yofusuke) 2016年2月25日
#漫画
ムショ医。医療的なことはオマケ程度。刑務所内部の生活とか事情が深く掘られてたわけでもなく、広く人間ドラマな感じ。 pic.twitter.com/fVbYwBvAWL— ろうと (@roto03539784) 2016年2月23日
想像以上に深い内容になってますよ。ガチでおすすめ。
[amazonjs asin=”B00WS8CIBG” locale=”JP” title=”まとめ買い ムショ医”]ちなみにもっとどす黒くて何の救いもないマンガが読みたければミスミソウとかがオススメっすね!
(*関連:マンガ『ミスミソウ』が鬱すぎるけど止まらない。登場人物ほぼ病んでる。)