旺季志ずかさんの『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』を読んだんだけどチョーおもろい!
[amazonjs asin=”4763135112″ locale=”JP” title=”臆病な僕でも勇者になれた七つの教え”]『女帝』『特命係長 只野仁』『カラマーゾフの兄弟』など数々の大ヒットドラマを生み出した人気脚本家、待望の処女作!ーAmazon 内容紹介より
このお話はザックリいうと、自分に自信のないキラという少年が、大冒険をしながら自分の弱さを克服し、真に豊かな、みずみずしい心を取り戻していく、という物語ですね。
よくある自己啓発書とは内容がちょっと違ってて、「冒険」に焦点が当てられているので楽しく読み進めることができます。
主人公のキラも非常にネガティブで自分に自信がなく、多くの人の共感を得やすいキャラクターになってますね。
というより、ほとんどの人よりも悲しい境遇にある子どもだと思います。ネタバレなのであまりいいませんが。
しかし、彼は物語の中で信じられないような成長を見せます。
それは決して自分だけで成長していくだけでなく、冒険の過程で現れる友人や導き手(ネタバレになるので詳しくいいませんが)との関わり合いの中で自分の本質に気づいていきます。
わかりやすくて楽しめるストーリー構成になっていますし、なにより自分と主人公を重ね合わせることができるのでおすすめですね。
主張は自己啓発系でよく見られる「自己否定や自己肯定感」といった内容。
情報が行き交う現代ではこの手の内容は書店に溢れかえっています。あとはその心理学の要素を「どう提供するか」というところに懸かっています。
この作品は、そういった「魅せ方」の部分が非常に面白いのが特徴です。
個人的に中だるみを感じる部分もありましたが、ドラクエやFFなどが好きな人はあっという間に読み終えちゃうと思います。
専門的な話は一切ないので、心理について詳しく学びたい人にはおすすめできます。
心理学の導入の本として、楽しく読める一書と言えますね。
調べたんですが、この著者はテレビ番組の脚本家なのだそう。
だからこそ楽しさにフォーカスした本をかけたんでしょう。
楽しさと学びを両方得られる、人気の一冊となっていますね。
ぼくの友人でも読んでいる人がかなり多く、おすすめです。
気になる方はぜひ一度読んでみてください〜!
[amazonjs asin=”4763135112″ locale=”JP” title=”臆病な僕でも勇者になれた七つの教え”]