この本は晩年に厭世主義の傾向を示したマーク・トウェインが書いたもの。
ほんと、おもしろいんですよ。80回くらい読みまくった記憶がありますw
内容としては、「人間は欲望に突き動かされる「機械」である」という人間機械論。
徹底的に人の持つ「自由意志」を否定し、全ては自分の環境によって決まるのだ、と断言します。
「そんなわけあるかい!」と思う方もいるでしょう。でも、この本は実に巧妙にできていて、人間の自由意志を信じる「青年」と機械論信者の「哲人」の会話形式にしてあるんですよ。そして、青年がなんども何度も論破されて、機械論がどんどん説得力をましていくんです。
青年はあらゆる角度から哲人を攻め立てますが、完璧な理論武装の前に全くはが立ちません。
「全ては環境で決まる」という主張はめっちゃネガティブで言い訳がましいので信じがたいですが、この本を読むと「確かにそうだよなあ。。。」と納得してしまう恐ろしい一冊です。
この本はまだkindle unlimitedでは利用できませんね。。。残念。
他におすすめの古典は?と聞かれたら、三国志もいいですね。
三国志をまだ読んだことないよ!って方には初心者用の三国志の読み方も解説してます。
(*関連:初心者が三国志を楽しみながら学びたいときにおすすめのマンガ・本を段階別にガチで紹介するよ)
三国志はストーリーが超重厚で、それだけでも一級品なんですが、それ以上にキャラの個性が際立ってて、様々な人間模様を見られるのがおすすめなポイントなんですよ。
自分は三国志の中だったら誰に似てるかなあ、とニヤニヤしながら楽しむことだって簡単にできます。
ちなみにぼくは魯粛っていう外交官に似てると思ってます笑 個人的な話ですみません笑
日本の古典だったら太宰治の人間失格がやはりおもしろいですね。文句のつけどころがありません。
この作品の面白さは、「日記っぽい作風」にあるんですよね。小難しい言葉を並べる文章家もいますが、太宰は日記っぽい文体が特徴でして、すごく親しみを感じるんですよ。
きになるかたはぜひぜひ読んでみてくださいなo(`ω´ )o
また、会う会わないはひとによってあるので、自分が「つまらない」と感じた本は即座に読むのをやめちゃった方がよいですo(`ω´ )o
日本には山のように本があふれてるんですからo(`ω´ )o
自分にとっての宝を探しにいきましょう( *`ω´)ノ