港かなえさんの代表作『告白』を読んだ。
[amazonjs asin=”457551344X” locale=”JP” title=”告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)”]デビュー作でありながら、「週刊文春ミステリーベスト10」1位、本屋大賞1位を受賞したベストセラーの文庫化。6月5日には中島哲也監督作品として、全国東宝系でロードショー決定!ーAmazon 内容紹介より
港かなえさんの作品は今まで読んだことがなかったのだが、さすが店頭に並ぶ本を書く本気の作家さん!!
1日であっという間に読み終えてしまった。
この本のおすすめポイントは次の3つ。
読みやすくて、ちょいちょい飛ばし読みも許容できる。
一つの事件を複数の視点で描くことで真相を明らかにしていくスタイル
ラストシーンがやばい。
詳しくみてみまよう。
読みやすくて、ちょいちょい飛ばし読みも許容できる。
小説で、飛ばし読んだら先がわけわからなくなるものもある。
その多くは時系列型の小説が多い。もう二度とその時点には戻らないので、飛ばし読みしちゃうと、飛ばし読んだ箇所に影響を受けた記述の意味がわからなくなってしまう。
しかし、この小説は、次に触れるが複数の登場人物の視点で描いているので、飛ばし読んでも視点がかけるだけで、意味は通る。
ぼくは何度か興味の薄い箇所を飛ばし読んだが、影響なく最後まで読み進めめることができた。
一つの事件を複数の視点で描くことで真相を明らかにしていくスタイル
先にも触れたが、服装の視点で書いているスタイルが面白い。
なんでか、と自分なりに考えてみたが、「ある事件が深堀されるのが楽しい」からだと思う。
最初、一人目の視点からは表面的な事件の内容しかわからないんだけど、視点が変わるにつれ「この人は同じ事件について全然違うことを考えとった!」などさまざまな発見があり、事件の内容がどんどん深堀されていく。
それが楽しいのだ。
ラストシーンが鳥肌もの。
これはネタバレになるので詳しくは割愛するが、この本はいわば「ラストシーンのためにある!」といっても過言ではない。
あくまで個人的な感想ではあるが。
正直、若干の中だるみを感じてしまったのだが、それでも途中で読むのをやめてしまうのはおすすめしない。「最後があってこそ」、というのが読後の感想だ。
ラスト1ページで鳥肌がたったのだが、その時に泡吹いてる自分の腕の写真を撮影しておけばよかった笑
終わり
湊かなえさんの作品を初めて読んだ感想は「おもしろい」というものだ。
しかし、まだ1作品しか読んでないので、あまり興奮して語れないのがなんだかもどかしい笑
きになる方は是非一度読んでみてほしい。
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