「私これ苦手なんだよね〜」。そういう声をよくききます。
ぼく自身も「これが苦手」とハッキリ感じることが多く、速攻で遠ざかることもしばしば。
しかしですね、この「嫌い」はいつまでも続かず、「悪くないな」と考えが変わることもあるのです。
エピソードを交えて見ていきましょう。
①高校時代の「嫌い」な友人
個人的な話ですが、ぼくは高校時代にかなり嫌いな友人がいました。
ぼくが「いや・にがて」とする人の特徴としては、エゴが全面に押し出ていることが挙げられ、一緒にいるとめっちゃしんどいです。
その友人もその典型的な人物で、とにかく他人を見下して自分が一番、という感じ、正直大嫌いでした。
しかし、今となって考えてみると、ぼくはかれが羨ましかったのかもしれないな、と感じています。
自分を抑えているからこそ、他人がエゴを全面に押し出すのが羨ましく感じていたのかもしれません。
②大学初期のIT嫌い
これも個人的な話ですが、ぼくは大学入学当初はITが大嫌いでした。
WIFIの意味も知らなかったし、「Iphoneで音楽が聴ける」と聞いて「?」となってました。ズブの素人です。
しかし、インドのITベンチャーでのインターンやブログ開設を経て、かなり「ITを使いこなしてる側」になってます。
今はエンジニアのバイトをやってるので、もろIT系といっても過言じゃないですよね。
「嫌い」は食わず嫌いの場合も多く、付き合いを断たなくても、しばらくやってみると好きになることもありますね。
おわりに たまには嫌いを受け入れるのもあり。
嫌いな人、嫌いなもの。あまり口には言いたくないけど、誰だって何かに対して負の感情が渦巻いてどうしようもない場合があるでしょう。
しかし、その「負の感情」は、実は様々の感情に場合分けされます。嫌い、悔しい、羨ましい、嫉妬、絶望、不安etc・・・・・。
ドストエフスキーの代表作に『カラマーゾフの兄弟』というものがありますが、この作品では主人公たちの負の感情について、徹底的に描き潰しています。そこには、単に「嫌い」で済ませない精緻な描写があります。
他にも中島義道さんの『ひとを〈嫌う〉ということ』も最高におすすめで、「嫌い」というネガティブな感情に真っ向勝負を挑んでいます。
生きていくうえで必ず出てくる「いや」なもの。もしかしたらずっと嫌いなままかもしれないし、いつか「好き」に変わるかもしれません。
まずは、自分の「いやだなー」という感情を分析してみるのがいいかもしれません。