三島由紀夫の『仮面の告白』おもろす・・・・。
「私は無益で精巧な一個の逆説だ。この小説はその生理学的証明である」と作者・三島由紀夫は言っている。女性に対して不能であることを発見した青年は、幼年時代からの自分の姿を丹念に追求し、“否定に呪われたナルシシズム”を読者の前にさらけだす。三島由紀夫の文学的出発をなすばかりでなく、その後の生涯と、作家活動のすべてを予見し包含した、戦後日本文学の代表的名作。ーAmazon 内容紹介より
「実は、男が好きなんです!」という隠し続けた仮面の下の本心を暴露した作品。
戦後の傑作と言われています。
幼い頃に「女装」に目覚め、少年時代に「男の先輩」に恋をし、青年時代に「不可能」を体感し、絶望。
特にマッチョ男子を切り刻むことに最高のエクスタシーを感じていた、のだそう。
とにかく作品としては異色中の異色。
三島由紀夫とチョー仲が悪かった太宰治は、代表作・『人間失格』の中でこの三島の作品をゴリゴリ意識してます。
それくらい、世の中に衝撃を与えた作品。
そういえば、三島由紀夫ってマッチョになってから割腹自殺しましたよね。
でもこれって、実は三島由紀夫の性癖を満たしただけなんじゃないか、という推測がこの作品からできます。
まあそれでも三島由紀夫は普通に結婚して子供もいたことも事実だし、その真実は語られぬまま闇の中・・・。
「ガチ説」もあるとのこと。
奥野健男氏の証言によれば、三島由紀夫自身が『仮面の告白』は「極めて正直な告白であり、虚構をまじえていない事実である」と語っていたらしい。『三島由紀夫伝説』74頁 この証言が嘘だとは思えないから、あの告白が虚構であるかどうかという議論はすでに決着がついていることになる。#三島由紀夫
— 西尾政孝 (@masatakatze) 2016年10月17日
親交が深かった美輪明宏さんは「本物のホモじゃなかった」と発言されています。
まぁ、そこらへんはよくわかりませんが、超絶面白かったんでぜひぜひ読んでみてください。
他のかたの声
26. 三島由紀夫。『仮面の告白』が個人的には推せる。『金閣寺』も好きだけど具体的にどこが好きか思い出せないから読み直そうかしら。後期作品はあまり読んでないからファンは名乗れないけど好き。
— Ninzium (@ninzium) 2016年10月24日
仮面の告白めちゃ面白い………読んでる間引き込まれる。すごい…読んでほしい……
— アカフジマン (@akafuzi_960) 2016年10月14日
日本文学の書評、もう1冊いかがでしょうか?
おすすめの書籍ランキングやってます。