三島由紀夫の代表作といえば『金閣寺』。
早速読んでみたんですが、すごく骨太でおもしろい!!
というわけで、今回は三島由紀夫の代表的小説である『金閣寺』のレビュ-をしまっす!!
三島由紀夫の『金閣寺』のあらすじ!
『金閣寺』は,昭和25年の金閣寺放火事件が題材のフィクション。
主人公は若い僧。
彼は吃音になやんでいて、世間から隔絶していると常々感じていました。
彼は幼い頃から金閣寺の「美」を絶対視し続け、その影響で女性と行為するときも金閣が脳裏に浮かび、なんと行為を断念してしまいます。
彼は金閣寺の住職である老師が愛人と一緒にいたところに出くわし、おかげで老師からうとまれはじめます。
その後友人の金で旅行している最中に、「金閣を燃やすこと」を決意し決行します。
三島由紀夫の『金閣寺』を読んだ感想
金閣寺を燃やす場面が最高におもしろい!!
ラストには金閣を燃やすのですが、その決行までの記述がワクワクしてのめりこめます。
個人的にはラストがメインディッシュな感じがしました!
第7章の終わりには、読みたい欲を増幅させる、次のような記載があります。
『金閣を焼かなければならぬ』-本文より
ここからスト-リ-は一気に加速!ラストまでガンガン読み進められました。
中盤はなに言ってるかわからん箇所が多い。
中盤、ぶっちゃけなにゆ-とるかわかりませんでした笑
ぼくの解釈能力が低いのもありますが、三島の感性はちょっと常人離れしているのと、現代で使われない語句が多く使われていることから、理解不能な箇所がいくつもあります。
というか、行為の最中に金閣寺が出てきて断念する、という時点で「え!?」ってな感じです。
旅行で日本海を見て「金閣を燃やそう!」と思い立つのも謎….。
まあでも、行動にいつもちゃんと理由があるじゃないから、ある意味「リアル」な作品と言えますね!!
三島由紀夫 『金閣寺』 他の人の声
@sleeping_moon19
9.三島由紀夫「金閣寺」
かなり迷ったけど、三島由紀夫でこれ!と言ったらやっぱり「金閣寺」かなぁ。やや難解な部分もあるんだけど、ストーカーの心理を思い描けば理解できるかな。金閣寺に取り憑かれてしまった青年の話(と私は思ってます)。 pic.twitter.com/yW6lkhKyPs— 蓮 (@sleeping_moon19) 2016年10月28日
@piitentanuki 金閣寺は初めて読んだ時三島由紀夫の情景描写に圧倒されたなあ。読書のススメとしては良い本紹介したんじゃないだろうか。
— 夕 くれま (@yuuKurema) 2016年10月27日
三島由紀夫の『金閣寺』を読み途中なのだがとても世界観が変わっていておもしろい。
— S.k. (@blossams_) 2016年9月21日
三島由紀夫の小説には『金閣寺』以外にも面白い作品がいっぱい!!
三島由紀夫の作品には、金閣寺以外にも面白い作品がいくつかあるのでサクッと紹介しますぜ!!!
仮面の告白
まずはこれ!
三島は性的倒錯があったとされていますが、その性癖を惜しむことなく大暴露した三島作品で最高に変態的な作品。
少年時代に女装に目覚め、少年時代に男の先輩に恋し、青年時代に不能に絶望するという物凄い経験を疑似体験できます。
理解できない部分もあってそこがまた面白いですね。
書評も書いているので気になる方はみてみてください。
潮騒
三島由紀夫は変わった感性の持ち主でいびつな作品が多いのですが、この『潮騒』は三島作品で最も純粋な恋愛小説。
田舎の男女の初恋をキレイな日本語で表現しています。物語の面白さと同じくらい描写の精緻さ、鮮やかさに圧倒されます。
こちらも書評書いています。