『燃えよ剣』という最高にアツイ小説を読んだので紹介します。
これは司馬遼太郎の歴史小説で、幕末に大活躍した新撰組を描いたフィクションです。
司馬遼太郎といえば『竜馬がゆく』が代表作ですが、個人的にはこっちのが読みやすいと感じました。
早速紹介します!!
司馬遼太郎の『燃えよ剣』あらすじ
新撰組副長・土方歳三が主人公!
この物語は新撰組の中でも生粋の武人・土方歳三の視点で描かれています。
土方は新撰組の中では「エ-ス」的な存在で、No1の武力とまっすぐな世界観に多くの部下に慕われていきます。
隊長の近藤勇が割合優柔不断な感じで描かれているので、一層際立つように描かれていますね。
幕府の治安組織として猛威を振るいまくる!
新撰組は徳川幕府の治安組織で、幕府に逆らうものたちをバッサバッサ切り捨て,幕府を守り続けます。
幕府の闘犬といったところでしょうか。
そのク-ルな戦闘シ-ンがこれまたいいんですよね。
土方の視点なので、落ち着いたクレバ-な雰囲気が作品に漂ってる感じもgood。
倒幕軍に敵視されても幕府を裏切らず戦い続ける!
ご存知のとおり徳川幕府は新政府軍の台頭もあって徐々に劣勢になります。
それでも主君を裏切らず、最後まで戦い続ける!これぞ漢のアツい生き様だああ!!!
司馬遼太郎の『燃えよ剣』の感想
まずは感想ツイ-トから
今司馬遼太郎の「燃えよ剣」っての読んでんだんだけど、ほんと歴史上の人物って強烈な人生送ってるよな。
新撰組の話なんだけど、奇跡が起きてなければ無名の百姓で終わってたってな。
現代では考えられない、ファンタジーだと思う。— ゴチョウゼロスリー (@gotyo03) 2016年10月30日
燃えよ剣、読んどいてほんとよかった……兼さんかっこいいよ……
— †┏┛深山┗┓† (@foret2pluie) 2016年10月28日
燃えよ剣、意外と面白くて一気に読んでしまった
— まssssさ (@m986_) 2016年10月27日
描かれる漢・土方の生き様がアツい!
一直線な最強の武闘派・土方の生き様がとにかく激アツ!!
新撰組隊長で人気者の近藤勇と対照的に、嫌われ役に徹する必殺仕事人的な生き方にホレボレします。
最後まで旧幕府側で戦い続ける主人を変えない姿勢は土方がいたからこそ、といっても過言じゃないでしょう。
土方が死ぬシ-ンは鳥肌もの!
土方含む新撰組は最終的に倒幕軍に倒されちゃうんですが、そのラスト、土方が敵軍に突っ込んでいくシ-ンはまじで泣けます。。
泣かなくても鳥肌が立ちっぱなし。
しばらく鳥肌がとまらなかったのを今でも覚えてます。
『燃えよ剣』の他にも! 司馬遼太郎の代表作『竜馬がゆく』の書評記事
代表作・『竜馬がゆく』も面白いですよ。
こっちは現代の坂本龍馬像を作り上げた作品で、時代の寵児の天才っぷりを存分に味わえます。
ただ、史実をねじまげてかっこよく作りあげているので「史実と違うじゃね-か!!!」という否定的な意見もあります。
司馬遼太郎 『燃えよ剣』 まとめ
代表作『竜馬がゆく』が時代の流れを読む変幻自在な竜馬の人間像を描いたのとは対照的に、この小説は『武士に二言はない!』的な不器用でまっすぐな漢の生き様が描かれていて、グッとくる場面がたくさん盛り込まれています。
ぜひ気になる方は読んでみてください。
(Eyecatch:via 燃えよ剣(上))