価値観を洗脳されている。
そう言われた。
ぼくにそう言った方は、もう起業で成功していて、自由に生きている人。
自分の価値観を否定されたのははじめてだった。ゆえにびっくりした。
なんで就活するのか。
よく考えれば、おかしい話だ。
ほとんどの人が、就活をする、という現状。
ある調査によると、就職したい学生は97%にのぼる。
これは、そもそも意味がわからない。
人生は360度の生き方があるのに、そのうちの1%の「サラリ-マン」という選択を、どうして97%が望むのか。
昔、ぼくたちは夢を語った。
野球選手、パン屋さん、ミュ-ジシャンetc….
色とりどりの夢がある中、どうしてみんなこぞって「サラリ-マン」を選択するのか。
ぼくは、この当たり前の疑問に、気付きさえしなかった。
どうしてだろう。
どうしてサラリ-マンを選ぶのだろう。
資本主義の洗脳にかかっている、としか、思えない。
資本家に都合がいいように、価値観そのものを、洗脳されている。
サラリ-マンになるように、教育されている。
ぼくは、他人に認められるために頑張ってきた。
小学生時代から勉強を頑張って有名私立大に入ったし、スポ-ツも頑張って結果を出してきた。
でもそれは、社会が用意した「カッコイイ」を追い求めていたにすぎない。
今までのぼくは、世間のカッコイイを求めていたんだ。
正直就活も、「カッコイイ企業に入りたい」というモチベ-ションがかなり強い。
承認欲求をドライバ-に頑張っていた。今までと同様に。
でも、それがもし幻想だったら?
自分の心のうちからでる欲求から外れているとしたら?
どっぷりと、洗脳されていたことになる。
すごく、びっくりだ。
普通に洗脳にかかっていたなんて。
冗談じゃない。今までの人生は一体なんだったんだ?
ぼくには自分の言葉がない。
いつも、誰かの言葉で話している。
だから日によって言うことが違う。
正解を求めて、認められるために話すから。
自分はしっかりモノゴトを考えられいるという、傲慢さがあった。
でも、実際は資本主義のマヤカシの上で踊っていたにすぎない。
周りに認められること。
そのパッションが、実は作り物だったとしたら。
洗脳の上の、偽物の欲求だとしたら。
一切本心に従ってこなかったことになる。
親、友達、彼女、先生。
彼らに認められることが全てだった。
認められることによって、自分も快感を得ていた。
でも、なんで他人に認められる必要があるのか。
ない。絶対に。
ないないないないないない!!!!
絶対にない。
ぼくの人生はぼくのものだ。
先日、友達が就職活動をやめて、コント芸人を目指す道を選んだ。
ぼくは心踊った。感動した。絶対に成功してほしいと思ってる。
なぜ心踊ったのか?
それは、ぼくも彼のような生き方に憧れているからだ。
本当は、自分の欲求は認められることじゃなくて、生きたいように生きることなのかもしれない。
就活をはじめて、逆に就職する意欲が、どんどん落ちている。
でもまだ正直、大多数から逸れることへの恐怖もある。
怖い。なぜだかわからないけど。
でも、行けるとこまでいこう。
怖いけど、自分の欲求に正直に生きる選択をしよう。
人生にレ-ルなんてない。
だってないじゃん。普通に考えて。みえね-し。
今までなんだったんだろう?
これからどうするんだろう?
自分の言葉で話したことなんてないから、どう生きたいか?
なんてわからない。
自分の本心さえ、わからない。
もっともっと、人に会いまくるしかない。
もっと、多様な人生があるはず。
もっともっと豊かなはず。
もっともっともっと輝けるはず。