IT中毒者におすすめ。『「IT断食」のすすめ』

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ITに偏りすぎると、何となく楽しくないですよね。

自分の頭を使わないと、生活って面白くありません。

思考でも妄想でもなんでもいいんですけど、何やら頭を働かしている時間っていいですよね。

だからこそ、重度のIT中毒の方は「IT断食」をするべきなのです。

この本のはじめに、次のように書いてあります。

今や日本の会社もビジネスパーソンも、ITなしでは仕事にならない。しかも、ITは社会にも企業にも人々の生活にも加速度的に深く浸透している。最も身近なITである携帯電話に至っては、肌身離さず持っていないと心配を通り越してイライラしてくるという人も少なくないだろう。だからこそ、「IT中毒」は怖いのだ。あまりにも身近で日常に深く浸透しているからこそ、ほとんどの場合、自覚症状がなく進行しているのだーはじめにより

IT断食は、自覚症状なく進行していくのです。なんだか怖いですねえ。どういうことか、早速中身に入っていきましょう。

①ICF(情報洪水)に襲われている!

ICFとは「information and communication flood」の略です。

この本では主に、情報洪水の例としてメールをあげています。

メールは、とても気軽に送れます。あまり重要じゃなくても、何となく

「CC」をつけて送りつけることだって容易ですね。

だから、メールとは

「送り手偏重」

のツールだと言えるでしょう。受け手は膨大なメールを受け取るのに追われ、1日のうちかなりの時間を費やしてしまうのです。

著書によると、受信メールのうち7割は「迷惑メール」だとか。

この無駄が、現代人の仕事の効率を妨げているのです。

②BLT(バカのロングテール)で情報の質が悪化している。

もう一つ重要な概念が「BLT」。

これは「バカのロングテール」と言われています。ちょっと引用してみよう。

もともとの「ロングテール」には、「販売数量が少ない商品(恐竜の「しっぽ」部分)であっても、その売上げを足し上げると無視できない金額になる」という意味がこめられていたが、BLTの場合は、ほとんど人に見られたり活用されたりすることのない、膨大な資料の価値を足し上げても、何の役にも立たない。ー本文より

話せば1分で済むような内容が、「情報共有」の名の下に大げさに生産されてしまっている。実際は上司だけに共有すれば問題ない情報を、わざわざ社内用に加工し、ITによって保存する習慣が現代人にはあるのです。

③なぜIT中毒になるのか?

では、なぜ上記のような状況に陥ってしまうのでしょう?

これは簡単な問題じゃない。

原因は、人間の本能なのだ、と筆者は説きます。

「もっと多くのことを知りたい」「少しでも早く知りたい」「もっと対話をしたい」という願いは、人間の非常に強い根源的な欲求だー本文より

人間の本能に根付いた「IT中毒」。そう簡単になくなることはないでしょうねえ。

④終わりに

この本の最後には、IT中毒の抜け出し方が書いてあります。具体的には

「ITを使わない時間を決める」や、「良質なアナログ時間を作り出す」など。

しかし、その根底には、「自分がIT中毒である」ことの認識があります。まずはそこから出発すべきだ、と筆者は説きます。

今一度、自分の根っこから考えてみるのも良いでしょう。自分はIT中毒なのか?それによって生活の質は落ちているのか?

なんとなく情報の流されがちな日常生活で、ふと考えさせられる契機となる本でした。オススメです。

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